チャボのMyポートフォリオ(2022/2/13時点)

サムネイル(ポートフォリオ)

良かったら応援クリックよろしくお願いします!
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ 

チャボ
チャボ
今年に入ってから米国市場は大荒れですね。皆さまはご無事でしょうか?去年までの感覚で投資をしていたら今年は退場しかねません。私はエネルギー株と金融株のポジションを追加してキャッシュ比率を高めていっております。

2022年が始まって早一ヶ月以上が過ぎましたが、今年の相場は去年とは一変!去年は大きく利が伸ばせていたS&P500、NASDAQ(ナスダック)が年初から落ち続けています。

下落している要因は、利上げ回数QT(バランスシートの縮小)を憶測を始め、急騰する金利インフレ、ロシア侵攻が噂されるウクライナ情勢など数多くのリスク要因。株式市場は不確実性を最も嫌います。不確実なリスク要因が多い現状において、株が不安定になりやすいのは自明でしょう。

利上げについては3月のFOMCで実施することは確実でしょうけど、FRB(米国の中央銀行)が政策金利を0.25%あげるか、一気に0.5%上げてくるかが焦点となります。当初は0.25%の上昇が大勢を占めていましたが、米国1月CPI(消費者物価指数)が7.5%と40年ぶりの水準をつけ、インフレの加速が止まらないことから3月に0.5%の利上げする可能性が高まっています。

その他に「今年すべてのFOMCで利上げを実施」「年最大7回利上げ」など様々な予想が飛び交っており、混沌とした状況となっています。今は根拠のない、あらゆる情報が飛び交っているため過度な情報収集は逆効果になりかねない状況とみています。

現在の株式市場においては不透明感が高い状況であるため、3月のFOMCまではキャッシュ比率を高めるなどしてリスクを抑えつつ、不透明感が払拭されるまで待った方が無難とみています。

以下、現在(2022/2/13時点)のMyポートフォリオの情報となります。
Myポートフォリオは保有銘柄数をかなり減らしました。

Myポートフォリオ(2022/2/13時点)

保有銘柄とポートフォリオ内の比率

現在(2022/2/13時点)のポートフォリオ(保有銘柄と比率)は以下のとおりです。

現在のポートフォリオ

前回(2022/1/9時点)のポートフォリオ(保有銘柄と比率)は以下のとおりでした。

前回のポートフォリオ

保有銘柄の詳細

現在(2022/2/13時点)のポートフォリオ保有銘柄の詳細(保有株数、平均取得単価、評価損益率)は以下のとおりです。

前回に続いて、保有銘柄数を減らしました。
約定した銘柄については理由も含めて後述したいと思います。

保有銘柄の動き(2022/2/13時点)

前回から上昇した銘柄

保有銘柄で前回(2022/1/9)から上昇した銘柄は以下の通りです。

前回から上昇した保有銘柄 | 1/9 ~ 2/11XLE(エネルギーセレクトセクターSPDR):61.34 → 70.41(+14.79%)
DVN(デボン エナジー):47.47 → 54.11(+13.99%)
WFC(ウェルズ・ファーゴ):54.77 → 58.31(+6.46%)

今年(2022年)に入ってから上昇しているセクターはエネルギー、金融のみです。エネルギーセクターが好調な理由は、原油高とインフレ。金融セクターが好調な理由は、金利上昇によるものとみています。これらの要因がいつまで続くかは不明ですが、終わりが見えない限りは付いて行くしかないとみています。

XLE(エネルギーセレクトセクターSPDR)はSPDRファンドのエナジー・セレクト・セクター指数に連動するETF(上場投資信託)。XOM(エクソンモービル)、CVX(シェブロン)などエネルギーの大型株が40%の比率を占めます。私のようにエネルギーセクターは詳しくないけど、今が旬のエネルギーセクターに投資したい方にはお薦めできるETFとみています。

DVN(デボン エナジー)は米国の独立系エネルギー会社。去年(2021年)は1年で株価が2倍以上になった急成長中の企業です。米国の投資情報番組『Mad Money』の司会者で、著名な株式コメンテーターでもあるジム・クレイマーが紹介していて興味を持ちました。DVN(デボン エナジー)はXLE(エネルギーセレクトセクターSPDR)では比率が低く、カバーしきれてない分を狙えるとみたため打診買いした流れとなります。

WFC(ウェルズ・ファーゴ)は金利上昇に強いため、米長期金利(米10年国債利回り)が急騰している現状においては強いです。前回の決算も素晴らしく、銀行株の中では現状において最優の銘柄とみています。問題は逆イールドの状況となった場合、銀行は利ざやで稼げなくなるため株価に影響する可能性がある点。今は米短期金利(米2年国債利回り)の上昇速度が米長期金利(米10年国債利回り)より早いため注意しています。

逆イールドは米短期金利(米2年国債利回り)が米長期金利(米10年国債利回り)を上回ることを指します。銀行はこの長短金利差で収益をあげています。逆イールドが発生はリセッション(景気後退)の兆候とも言われており、リスクオフになりやすいです。
逆イールドについては、日本経済新聞の後藤達也さんが詳しく説明してくださっているため引用させていただきます。

前回から下落した銘柄

保有銘柄で前回(2022/1/9)から下落した銘柄は以下の通りです。

前回から下落した保有銘柄 | 1/9 ~ 2/11先進国株式(たわらノーロード):21460 → 21009(-2.10%)
S&P500(eMAXIS Slim米国株式):18978 → 18495(-2.55%)
SBI・V・全米株式インデックス:11216 → 10902(-2.80%)
AAPL(アップル):172.17 → 168.64(-4.06%)
NASDAQ100(2568):3157 → 2987.5(-5.25%)
VTI(全米株式インデックス):236.11 → 222.94(-5.58%)
DHR(ダナハー):295.67 → 272.66(-6.87%)
MSFT(マイクロソフト):314.04 → 295.04(-8.32%)
TSLA(テスラ):1026.96 → 860(-16.36%)

今年(2022年)に入ってから現状においてハイテク株は全てのセクターの中で最低のパフォーマンスです。GAFAMT(Google、Apple、Meta、Amazon、Microsoft、Tesla)はMetaを除いては決算は良い内容でしたが、今の地合いでは下落圧力の方が強い状況です。そして、この地合がいつ終わるかの目処は現状まったく見えていません。

利上げ、QT(バランスシートの縮小)が確定している今年の相場において、グロース株の先行きはかなり厳しいと見ています。そのため、私はグロース株はコアとする予定の銘柄以外は決済していっています。

TSLA(テスラ)はグロース株であるため利上げとQT(バランスシートの縮小)などを嫌気して、株価の下落が続いています。株価を決めるのは「金利7割、業績3割」といいますが、そのとおりの動きです。業績は問題ないのですが現在の環境においては上昇を狙うのは難しく、しばらくは下落が続くとみています。私はTSLA(テスラ)は長期投資枠として見ているため、現状においては目先の株価の動きは気にしないでいく予定です。

AAPL(アップル)、MSFT(マイクロソフト)も上値が重い展開が続いています。どちらも決算の数字は特に問題ない内容でしたが、TSLA(テスラ)同様に株価の動きは冴えません。私はAAPL(アップル)、MSFT(マイクロソフト)も長期投資枠として見ているため、現状においては目先の株価の動きは気にしないでいく予定です。

VTI(全米株式インデックス)は、米国市場をまるごと買えるインデックス。去年は年間+27%上昇と絶好調でしたが、今年に入ってから下落基調が続いています。利上げ、QT(バランスシートの縮小)、金利上昇、インフレ、ウクライナ情勢などリスク要因が多数ある状況であるため、今年はVTI(全米株式インデックス)すらも上値が重いとみています。含み益もなくなってきたため一旦撤退も視野に入れています。

売買動向

購入した銘柄

前回(2022/1/9)から現在(2022/2/13)までに購入した銘柄は以下の通りです。

買い増し:TSLA(テスラ)、MSFT(マイクロソフト)、WFC(ウェルズ・ファーゴ)
新規追加:DVN(デボン エナジー)、XLE(エネルギーセレクトセクターSPDR)

TSLA(テスラ)、MSFT(マイクロソフト)は下落しているため少し買い増しをしています。WFC(ウェルズ・ファーゴ)は好決算後に買い増ししました。

DVN(デボン エナジー)、XLE(エネルギーセレクトセクターSPDR)は今年(2022年)に入って好調なエネルギー株を買いたかったため購入した流れとなります。

売却した銘柄

前回(2022/1/9)から現在(2022/2/13)までに売却した銘柄は以下の通りです。

全売却:GOOG(アルファベット)、POOL(プール)、CCL (カーニバル)、PYPL(ペイパル)
一部売却:VTI(全米株式インデックス)、DHR(ダナハー)

年始からリスクオフ相場が続いていることからキャッシュ比率を高めるため、保有銘柄の数を減らしていっています。減らしている銘柄は含み益が小さい銘柄、含み損だった銘柄が中心です。銘柄によっては決済する必要がないものも含まれているかと思われますが、リスクを抑えたいため決済していっています。

GOOG(アルファベット)は前回の決算も良かったため売るべきか迷いましたが、含み益率が他の銘柄に比べて小さかったため一旦すべてのポジションを決済しました。GAFAM(Google、Apple、Meta、Amazon、Microsoft)の中では最も勢いのある銘柄と見ているため、下落が落ち着けば再度買いたいとは思っています。

POOL(プール)は年初から下落が続くため全て決済しました。含み益もそれなりにありましたが、年初から勢いよく落ちるさまを見て、すべてのポジションを決済しました。蛇足ですが、POOL(プール)はHD(ホームデポ)、LOW(ロウズ)など住宅リフォームの動きと近いと認識しました。今更ながら、去年(2021年)の株価の上昇の合点がつきました。

PYPL(ペイパル)も全てのポジションを決済しました。直近の決算もミスったことから株価はついに最高値から1/3まで下落しており、コロナ前の水準付近まで下落しています。買いたくなる水準かと思いますが、こういう落ちるナイフは拾うとロクなことにならないのは経験済みですからね。触れない方が良いとみています。

CCL(カーニバル)の株価はいつかは上がるとは思いますが、コロナの情勢次第といった印象です。コロナはいずれインフルエンザ並みの扱いとして落ち着くと思いますが、現状において変異株がいつまで続くかは不明。株価がいつ上がるのか全くわからないため、全てのポジションを決済しました。ポストコロナを見据えて長期で保有できるのなら良い銘柄とみています。

DHR(ダナハー)は一旦すべてのポジションを決済した後、再度買った流れとなります。手堅い銘柄であるため長期的には上昇するとはみています。しかし、現状においてはハイテク株同様、下落圧力のほうが強いとみているため撤退を視野に入れています。

今後の投資方針

2022年は入ってからリスクオフ相場が続いています。目先のところ利上げ、QT(バランスシートの縮小)、金利上昇、インフレ、ウクライナ情勢など数多くのリスク要因が存在するため、先行きは厳しいと見ています。

株価は「金利7割、業績3割」と言われるほど金利に左右されます。コロナショックの時のようにFRB(米国の中央銀行)が金融緩和を行うと低金利の状態となり、株価が上昇しやすい「金融相場」となります。しかし現在のように金融緩和を終わらせ、利上げを行っていく流れとなると金利が上がっていく流れが織り込まれていくため、株は上昇しにくく下落圧力も強くなります。

そのため現在の相場環境では単純に「好決算を出し続ける企業はワンディシジョン・ストック(一度投資したら保有し続けるだけ)」というわけにはいかないでしょう。業績とともに金利動向も確認しつつ「業績相場」に臨むべきでしょう。

不透明感が多い現状においては、3月の利上げまでは大きく動きづらい状況です。最悪の場合、株価はS&P500やNASDAQがコロナ前の水準まで落ちる可能性も視野に入れて始めています。キャッシュ比率は既にある程度高めているため、しばらくは俯瞰に徹したいと思います。

米国1月CPI(消費者物価指数)が40年ぶりの水準と近年にはない状況であるため、楽観は禁物とみています。1970~80年代以来のインフレ水準とも聞くため、2000年以降のデータより1970~80年代の動きを参考にした方が良いかもしれません。

相場でもっとも大切なことは「退場しないこと」です。退場せずに投資を続けていれば状況が好転すれば大きなリターンを狙えるでしょう。

軸となるのは、コア・サテライト戦略。コアの部分(インデックス投資、コアとしている優良な個別株、ETF)でしっかりと守りを固めて、サテライト(個別株、ETF、トレードなど)で機動的に攻めて、攻守に優れた強靭なポートフォリオを築いていくべきでしょう。


コア・サテライト戦略:NEXT FUND

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

私、チャボはtwitter(@jeimus_fuccon)にて米国株、FXについて発信しているのでご興味ございましたらフォローよろしくお願いします。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ 

管理人が使用している証券口座・FX口座・レンタルサーバーはこちら

SBI証券[旧イー・トレード証券]

コメント

タイトルとURLをコピーしました