【9月相場振り返り】リスクオフ相場はいつまで続く!買い場は10月下旬以降か。為替相場はドル高円高継続か|2021年10月4日更新

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2021年9月相場も終わりました。9月は米国株のパフォーマンスが例年悪く、レイバーデー明けから流れが変わるというアノマリーがありますが、今年もアノマリー通りの下落の月となりました。

以下、2021年9月の米国市場と為替相場を振り返りたいと思います。

米国市場はリスク要因が山積みの状態

現在、米国市場のリスク要因は主に以下の内容が存在すると思われます。

米国市場のリスク要因・米債務上限問題
・米長期金利が急上昇
・インフレ(物価上昇)リスク
・企業業績予想の悪化
・11月にテーパリング開始予定
・中国恒大集団(エバーグランデ)のデフォルト危機

米国の債務上限問題は期限が10/18であるため、それまでは不安定な相場が続きそうです。

米長期金利も急騰しており、落ち着くまではグロース株は厳しい地合いが続くと思われます。

インフレ(物価上昇)リスクについては「一時的」とのことでしたが長期化が懸念されております。それに伴い供給制約(材料・物流・人手不足)が深刻になってきています。

企業業績予想も悪化してきており、株価の下落要因の一つとなっています。理由としてはサプライチェーンの乱れとインフレ圧力が影響しているといわれています。

11月のFOMCでテーパリング開始が既定路線とされています。過去を振り返ると、テーパリング開始で株価が下落する傾向にあります。既に織り込み済みとの声もありますが、決めつけは危険でしょう。

中国恒大集団(エバーグランデ)のデフォルト危機は、30日間の猶予期間内に債務を支払えなければデフォルト(債務不履行)となるため引き続き警戒する必要があります。

米製薬大手・メルクがコロナウィルス経口治療薬の使用許可申請へ

米製薬大手メルク(MRK)は1日、開発中の新型コロナウイルス経口治療薬「モルヌピラビル」の後期臨床試験(治験)の暫定分析結果で、重症化リスクがほぼ半減したと明らかにしました。

軽中等症の成人のコロナ患者にモルヌピラビルとプラセボ(偽薬)を投与した治験で、モルヌピラビルは入院や死亡のリスクを約50%低下させた模様。飲み薬が処方されるようになれば、医療機関の負担が軽減されると期待されています。

この影響からワクチン銘柄であるファイザー(PFE)、バイオンテック(BNTX)、モデルナ(MRNA)の株価が急落しています。

2021年9月米国市場振り返り

米国主要指数

2021年9月(8/28~10/2)、米国市場の各指数の動きは以下の通りでした。

米国主要指数 | 8/29~10/2ダウ:35455.81 → 34326.47 (変動値:-1129.34 変動率:-2.95%)
S&P500:4509.38 → 4357.05(変動値:-152.33 変動率:-3.93%)
ナスダック100:15432.95 → 14791.87 (変動値:-641.05 変動率:-5.5%)
ラッセル2000:2277.15 → 2241.63 (変動値:-35.52 変動率:-2.2%)

9月の米国市場はダウ、S&P500、ナスダック100、ラッセル2000と主要指数はすべて下落。アノマリー通り、下落の月となりました。米長期金利が上昇していることからナスダック100が最も下げており、-5%を超える下落を受けました。

現在のマーケット環境はリスク要因が多数存在するため、まだ本格的に買いにいくべき状況ではないと感じています。今は焦って一気に買いに走らず、時間分散もしつつ慎重にいきたいところです。

以下は2021/10/2時点の年間上昇率、月間の動き、週間の動きをまとめた内容となります。

S&P500ヒートマップ

直近1ヶ月のS&P500ヒートマップ、各銘柄の動きは以下の通りです。

S&P500(直近1ヶ月の動き):finviz

2021年9月はほとんどのセクターが下落しました。しかし、銀行、エネルギー、旅行、自動車セクターなど上がっています。また、セクター自体は不調でもネットフリックス(NFLX)、メルク(MRK)といった銘柄は大きく伸びています。

ベアマーケット(弱気相場)の中で強い銘柄、もしくは下落幅が小さい銘柄はブルマーケット(強気相場)になるとさらに強くなる可能性を秘めているため、今のうちに狙いの銘柄を絞っておくとチャンスに即座に動けるため良いかもしれません。

2021年9月為替相場振り返り

FX通貨強弱(直近1ヶ月の動き)

2021年9月、為替相場の各通貨の動きは以下の通りでした。

9月相場はドル高でした。円も少し強含んできました。対して、ユーロ、ポンド、豪ドルは大きく下落。背景としては、米国の債務上限問題と米長期金利の上昇があげられると思われます。

FX変動率・変動値

前述したとおり、9月はドル高だったため、ドル円とドルストレートは大きく上昇しました。米国の債務上限問題と米長期金利の上昇が落ち着くまではしばらくドル高が続くと思われます。

しかし、もし米国がデフォルトするとなると米国債の価値が落ちるためドル安になる恐れもあります。…まあ、歴史上そんなことが起きたことはないため起きることはないと思いますが「噂で売られる」という場合もあるため、10月もドル高と決めつけて掛からないよう注意したいところです。

「米国の債務上限問題」の期限は10/18であるため、それまではドルを軸としたトレードのボラティリティが大きくなりそうです。為替は引き続き、ドルを軸に見ていきたいところです。

コメント

チャボ
チャボ

9月の米国市場はアノマリー通り、下落の月となりました。現在はリスク要因が非常に多いため、まだ買い場ではないとみています。本格的に買いにいくのは10月下旬~11月以降でも問題ないと考えています。少なくとも米国の債務上限問題の期限である10/18までは慎重にいきたいです。
9月の為替相場はドル高でした。円も少し強含んできており、リスク要因も増えてきているためドルと円が強い展開が続くのではないかと考えています。とはいえ、為替は10月、リスクオフに始まり、時間の経過とともにリスクオンの流れとなるのではないかと考えています。

記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

私、チャボはMyポートフォリオも公開しております。twitter(@jeimus_fuccon)にて米国株、FX(為替相場)について発信しているのでご興味ございましたらフォローよろしくお願いします!

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