2021年9月相場も終わりました。9月は米国株のパフォーマンスが例年悪く、レイバーデー明けから流れが変わるというアノマリーがありますが、今年もアノマリー通りの下落の月となりました。
現在、リスク要因としては「米国の債務上限問題」「インフレ(物価上昇)リスク」「企業業績予想の引き下げ」「中国恒大集団(エバーグランデ)のデフォルト危機」などが存在しております。
「米国の債務上限問題」の期限は10/18であるため、それまでは不安定な相場が続きそうです。また、11月もFOMCでテーパリング開始が発表されると株価が下落するリスクがあります。
今年は8月までの相場の調子が良すぎたため、本格的に買いにいくのは10月下旬~11月以降でも問題ないと考えています。
以下、現在(2021/10/2時点)のMyポートフォリオ情報となります。
Myポートフォリオ(2021/10/2時点)
保有銘柄とポートフォリオ内の比率
現在(2021/10/2時点)の私のポートフォリオ(保有銘柄と比率)は以下のとおりです。
現在のポートフォリオ
前回(2021/8/29時点)のポートフォリオ(保有銘柄と比率)は以下のとおりでした。
前回のポートフォリオ
保有銘柄の詳細
現在(2021/10/2時点)のポートフォリオ保有銘柄の詳細(保有株数、平均取得単価、評価損益率)は以下のとおりです。
9月の米国市場が下落したため、保有銘柄も軒並み下落する展開となりました。
保有銘柄の動き(2021/10/2時点)
前回から上昇した銘柄
保有銘柄で前回(2021/8/29時点)から上昇した銘柄は以下の通りです。
TSLA(テスラ):711.92 → 775.22(+8.89%)
CCL(カーニバル):24.35 → 26.09(+7.15%)
SBLK(スターバルク):23.74 → 25.27(+6.44%)
2021年9月相場は米国市場自体が下落しているため、ほとんどの保有銘柄が下落。その中でもINMD(インモード)、TSLA(テスラ)、CCL(カーニバル)、SBLK(スターバルク)は前回から上昇しました。こういうデータを見ているとベアマーケット(弱気相場)の中でもブルマーケット(強気相場)は存在することがよくわかります。
INMD(インモード)の上昇が止まりません。これでも最高値からは下落しており、9月相場の下落の影響は受けています。去年のTSLA(テスラ)を彷彿とさせるほどの強さを感じているため、落ちたら拾いたい銘柄です。
TSLA(テスラ)は6月以降上昇し続けており、大型株の中でも安定している印象を受けます。去年大きく上昇した影響から年前半に株価の調整下落を受けましたが、ようやく株価が適正に評価されるようになってきた印象を受けます。今のような下落局面でもほとんど下がらず、ジリジリ上げる銘柄は傾向として強いです。
CCL(カーニバル)はデルタ株の感染拡大を受けて下落していた時期もありましたが、現在は豪華客船の予約状況は絶好調な様子。株価も7月下旬に底をつけてからは上昇し続けています。感染拡大が収束していくのであれば、今から入っても将来的にダブルバガー以上を狙えるのではないかと思っています。
SBLK(スターバルク)も勢いがすごいです。ただ、「中国恒大集団(エバーグランデ)のデフォルト危機」をキッカケに中国経済がスローダウンするのであれば、一旦調整するリスクもあるため注意が必要とみています。2015年に株価が大きく下落した時期があり、下落要因は当時のチャイナ・ショックだったのではないかとみています。そのため、利益確定してポジション比率を下げています。
前回から下落した銘柄
保有銘柄で前回(2021/8/29時点)から下落した銘柄は以下の通りです。
S&P500(eMAXIS Slim米国株式):17067 → 16677(-2.29%)
先進国株式(たわらノーロード):19736 → 19256(-2.43%)
VTI(全米株式インデックス):232.73 → 225.12(-3.27%)
NASDAQ100(2568):2902 → 2802(-3.45%)
MSFT(マイクロソフト):299.72 → 289.10(-3.54%)
AAPL(アップル):148.6 → 142.65(-4.00%)
GOOG(アルファベットC):2891.01 → 2729.25(-5.60%)
WFC(ウェルズ・ファーゴ):49.81 → 47.02(-5.60%)
POOL(プール):480.91 → 437.40(-9.05%)
SQ(スクエア):268.01 → 239.29(-10.72%)
CRWD(クラウドストライク):282.31 → 249.27(-11.70%)
ADBE(アドビ):660 → 577.47(-12.5%)NEW!
MQ(マルケタ):27.14 → 21.89(-19.34%)NEW!
VTI(全米株式インデックス)、S&P500、NASDAQ100ですら下げている局面なのでほとんどの銘柄が下げています。しかし、こういう下落局面でのインデックス投資と大型株(GAFAMTなど)は本当に強いと感じます。余程のことがない限りは致命傷になることはないと思われます。
反してグロース株(ハイパーグロース株)は上がる時は上がりますが、下げ幅もエゲツないですね。入り場やポジション比率によっては致命傷になりかねません。
売買動向
購入した銘柄
前回(2021/8/29)から現在(2021/10/2)までに購入した銘柄は以下の通りです。
新規追加:ADBE(アドビ)、MQ(マルケタ)
INMD(インモード)、CRWD(クラウドストライク)は落ちた局面で買い増しました。タイミングとしては少し早いかもしれませんが、どちらも決算と株価の伸びが素晴らしい企業なので問題ないとみています。仮にもう一段の下落があったとしても、さらに買い増しても良いと思っています。
ADBE(アドビ)はPhotoshopなどでお馴染みの画像編集ソフトウエア企業。サブスクリプションで成功を収めた代表格といえる企業です。今年も好調に株価を伸ばしていましたが、9月以降は売られていたため買った次第です。
MQ(マルケタ)はBuy Now Pay Later(BNPL)への期待から買いましたが、上場して日が浅い企業であるためか値動きに驚いてます。様子を見て、伸びないようなら損切りですかね。
売却した銘柄
前回(2021/8/29)から現在(2021/10/2)までに売却した銘柄は以下の通りです。
一部売却:SBLK(スターバルク)
PFE(ファイザー)はワクチンが普及して、株価も天井をつけた印象を受けたので売却しました。BNTX(バイオンテック)、MRNA(モデルナ)などワクチン銘柄も直近で急落しているため一相場終わった印象を受けています。
ZM(ズームビデオ)は前回の決算がかなりひどい内容だったため売却しました。損切りでしたが、ハイパーグロース株投資の勉強になる銘柄だったと思っています。とはいえ、将来的には株価が上がる可能性は持っている銘柄とは思っています。
SBLK(スターバルク)は前述していますが、中国経済がスローダウンするのであれば、一旦調整するリスクもあると感じたため一部利食いしました。とはいえ、長期では買い目線でみています。
今後の方針
2021年10月の米国市場はしばらくリスクオフ相場が続くとみています。「米国の債務上限問題」「インフレ(物価上昇)リスク」「企業業績予想の引き下げ」「中国恒大集団(エバーグランデ)のデフォルト危機」などリスク材料が多く、11月にテーパリングも開始されるため、まだ下落リスクはあるとみていた方が良いでしょう。
現在、米長期金利の上昇の要因となっている「米国の債務上限問題」は期限となる10/18には落ち着くとみているため、それ以降は米長期金利が落ち着く展開がくると思われます。その後、10月下旬あたりから本格化してくる決算を確認してから好決算の企業を買い進めていきたいです。本格的に買いにいくのは10月下旬~11月以降と考えています。
テーパリングについては織り込み済みという意見もみますが、私としては織り込んでいないと思っています。2013年、当時のバーナンキFRB議長のテーパリング発言から相場が急落した「バーナンキショック」の例があります。
現在もS&P500が18~20%近く下げるほどの大きな調整がくるという声も目にします。それぐらいの下落がきても問題ないようアセットアロケーション(資産配分) は調整する必要があるかもしれません。とにかく今は焦って一気に買いに走らず、時間分散もしつつ慎重にいきたいところです。
軸となるのは、やはりコアサテライト戦略。コアの部分(インデックス投資)を高めていき、サテライト(個別株)は厳選した銘柄に絞り込むことで強靭なポートフォリオを築いていきたいです。
コア・サテライト戦略:NEXT FUND
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!今回の記事が参考になれば幸いです。
私、チャボは米国株とFX(為替相場)の展望についての記事も書いております。twitter(@jeimus_fuccon)にて米国株、FXについて発信しているのでご興味ございましたらフォローよろしくお願いします。
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