2021/7/19~7/23の米国市場は週明けに急落があったものの、翌日すぐに急反発!その後も上値を伸ばし続け、ダウ、S&P500、ナスダック100、ラッセル2000、全ての主要指数が上昇する結果となりました。今週はGAFAMT(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft、Tesla)の決算もあるため注目したいと考えています。
為替も週明け円高となるも火曜日以降は反発。急速に円安に戻り、終わってみればクロス円はほぼ週初の値を超える展開となりました。円相場が今後、円高に進むか、円安トレンドに戻るか注視したいです。
今のマーケットは株も為替も楽観論と悲観論の間で揺れ動いており、非常に不安定です。この急落と急騰は今後も続く可能性があるかもしれません。
まとめ
- 週明けに株と為替が急落するも、速攻で反発!
- 今は楽観論と悲観論の間で揺れ動く、不安定なマーケット環境。
- 株は大型株、手堅い成長株が強い展開。ミーム株とSPAC株は危険。
- 今週はGAFAMTの決算に注目!
- 為替は円高後、速攻の円安!例年の円相場の動きをチェック。
米国市場の動き
米国主要指数(7/19~7/23)
2021/7/19~7/23、米国市場の各指数の動きは以下の通りでした。
S&P500:4327.15 → 4411.8(変動値:+84.65 変動率:+1.96%)
ナスダック100:14681.38 → 15111.79 (変動値:+430.41 変動率:+2.93%)
ラッセル2000:2163.23 → 2209.65(変動値:+46.42 変動率:+2.15%)
冒頭で述べたとおり、2021/7/19~7/23の米国市場は週明けに急落するも、翌日すぐに急反発!その後も上値を伸ばし続け、ダウ、S&P500、ナスダック100、ラッセル2000、全ての主要指数が上昇する結果となりました。
週明けの急落の要因としては、考えられる内容をまとめると以下の通りです。
・コロナウィルスの変異株(デルタ株)が拡大による景気後退懸念
・一部報道では変異株(デルタ株)にはファイザーのワクチンの効果が薄い
・ワクチンを接種しない人も存在し、ワクチン摂取が伸び悩んでいる
上記の要因から投機筋がポジション調整を行い、急落が起きたのではないかと想像します。
しかし、市場には現在キャッシュも大量に余っております。また経済指標が悪いのであれば、FRB(米連邦準備理事会)が金融緩和を継続する理由付けになります。
結果、落ちても速攻で買いが入り下落以上の反発が起きたのではないかと想像します。あくまで想像なので真意はわかりませんが、当面は楽観と悲観の間で揺れ動く不安定な相場が続くのではないかと想定しています。
以下は2021/7/24時点の年間上昇率、月間の動き、週間の動きをまとめた内容となります。
ダウ、S&P500、ナスダック100はこの不安定な環境下でも最高値を更新していっております。ただ、中小型株が多いラッセル2000のみが上値は更新できてない現状を踏まえると、中小型株からは資金が抜けてきており、代わりに大型株に資金が集中しているものと考えられます。
S&P500ヒートマップ(7/19~7/23)
2021/7/19~7/23のS&P500ヒートマップ、各銘柄の動きは以下の通りです。
S&P500(直近1週間の動き):finviz
2021/7/19~7/23のS&P500ヒートマップ動きについてはほぼ全てのセクターが終わる結果となりました。
セクターを見渡すとやはりGAFAM(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)を中心とした大型ハイテク株がとにかく強いです。特にフェイスブック(FB)が週間+8.39%、グーグル(GOOG)が週間+4.76%、マイクロソフト(MSFT)が週間+3.18%と大きく上昇しました。
最近の傾向としてはグロース株以外でも大型株に資金が集まっているように感じます。半導体ではエヌビディア(NVDA)が週間+7.69%、決済ではペイパル(PYPL)が週間+4.72%、ソフトウェアではCRM(セールスフォース)が週間+4.12%、ヘルスケアではイーライリリー(LLY)が週間+5.03%、ホームセンター関連ではHD(ホームデポ)が週間+3.51%、スポーツ関連ではナイキ(NKE)が週間+4.07%、飲食ではスターバックスが週間+6.10%、レストランではチポトレ(CMG)が週間+17.33%、などセクターを代表する大型株に資金が集まっている印象を受けます。
もちろん中小型株のグロース株でもクラウドストライク(CRWD)、スクエア(SQ)、インモード(INMD)など株価を伸ばしている銘柄はあります。しかし、そういった企業は決算が良かったり、しっかりとした業績を出している傾向にあります。
反して去年流行ったSPAC(特別買収目的会社)上場をした企業やミーム(meme)株の動きは冴えない印象を受けます。ちなみに私、チャボはこれらの株は流動性が高く、値動きも大きいため「チャラついた株」と読んでいます。市場参加者は「チャラついた株」から「手堅い成長株」を買うようになっていきているのでないかと思われます。
今週はGAFAMTの決算に注目!
今週はGAFAMT(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft、Tesla)の決算もあるので注目です。
決算スケジュール:earningswhispers
GAFAMT(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft、Tesla)の決算スケジュールは以下にまとめてみました。
Apple(アップル):7/27(火)引け後
Microsoft(マイクロソフト):7/27(火)引け後
Google(グーグル):7/27(火)引け後
Facebook(フェイスブック):7/28(水)引け後
Amazon(アマゾン):7/29(木)引け後
為替相場の動き
FX通貨強弱(7/19~7/24)
2021/7/19~7/24、為替相場の各通貨の動きは以下の通りでした。
FX変動率・変動値(7/19~23)
2021/7/24時点の年間上昇率、月間の動き、週間の動きをまとめた内容となります。
先週は週明け円高となるも火曜日以降は反発。急速に円安に戻り、終わってみればクロス円はほぼ週初の値を超える展開となりました。
7月以降は円安トレンドは一服した感はあるのですが、まだ円安の流れが完全になくなったわけではないので今後も円高と円安を繰り返す可能性は十分あるのではないかと考えられます。神経質な展開が続く可能性が高いため迂闊なところでのエントリーは控えてたいところです。
私、チャボとしては基本的にはドル高円高の目線でエントリーポイントを探っていこうと考えています。
円インデックス(日足)
チャートは円の動きだけを表したドルインデックス日足です。
円インデックス(日足チャート):TradingView
日足200日移動平均線(白線)を大きく下回ってはいるものの、7月から反発しております。先週あった円高後の円安で上値が抑えられているため、ここから上昇するか、下落するか注目したいところですね。私、チャボとしては4月上旬に受けた90.20付近までに反発がくるか注目しています。(※現在は90.46)
以下は円のシーズナルチャートです。
円シーズナルチャート:Equityclock
チャートを観察すると、円は4~10月まで円高というのがシーズナルパターンになっています。
2020年は6月あたりから円高トレンドになって2020年末まで続きました。2021年は年初から7月まで円安であったためサイクルを考えたら、そろそろ円高がきてもおかしくない時期ではあります。
クロス円はドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドルが5~7月にそれぞれ天井をつけて下落していっているため、円高トレンドがくると想定するのであれば現在はまだトレンド序盤であるため悪くはない目線と考えています。
あくまでトレードアイデアの一つですが、私はチャンスを狙っていこうと思っています。
コメント

先週は急落からの急騰と、値動きが激しい一週間となりました。マーケットは楽観論と悲観論の間で揺れ動いており、非常に不安定なので急落と急騰は今後も続く可能性があるかもしれません。
株は9月以降に大きな調整がくるとみているため、引き続き無駄な銘柄は切ってキャッシュ比率を高めていきたいと考えています。個人的な目安としてはキャッシュ比率30%くらいです。
為替はここから円高がくると面白いとみています。
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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