【2021年5月相場振り返り】米国株はズーム・クラウドストライク決算に注目!為替はポンド高円安継続か|2021年5月30日更新

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先週(5/24~28)の米国市場は堅調に推移。大きく下落した仮想通貨も底値からは反発しており、比較的安定した一週間でした。仮想通貨が底打ちしたと考えるのは時期尚早かと思いますが、ひとまず株式市場は落ち着いたと考えています。

今月も残すところ31日のみとなりますので、今回は2021年5月の米国市場と為替相場を振り返りたいと思います。米国市場に至っては5月31日はメモリアルデーで休場となりますし調度良いかなと。

2021年5月米国市場振り返り

米国主要指数

2021年5月(5/3~28)、米国市場の各指数の動きは以下の通りでした。

米国主要指数 | 5月の動きダウ:33874.9 → 34529.46 (変動値:+654.56 変動率:+1.93%)
S&P500:4181.2 → 4204.13 (変動値:+22.93 変動率:+0.55%)
ナスダック100:13860.76 → 13686.51 (変動値:-174.25 変動率:-1.26%)
ラッセル2000:2266.449 → 2268.972 (変動値:+2.523 変動率:+0.11%)

5月はダウが好調でした。今は米国の景気が非常に良いため、景気敏感株が多いダウにとって良い環境ということがよくわかります。S&P500はわずかに上昇。ダウに劣るパフォーマンスとなった背景にはGAFAM(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)などハイテク株比率が高く、景気敏感株が少ないからでしょうね。中小型株が多いラッセル2000もわずかに上昇しました。

ナスダック100は主要指数の中で唯一下落。S&P500よりハイテク株とグロース株の比率が高いため、地合いの悪さの影響を受けた印象です。おそらくは直近の米国の良好な経済指標の影響で、景気敏感株やダウ構成銘柄に資金が抜けているのでしょう。長期金利(米国10年国債)の高さも向かい風です。ただ、月半ばから反発傾向にあるため悲観するほどではないと見ています。

以下は2021年5月30日時点の2021年の年間上昇率、月間の動き(5/3~29)、週間の動き(5/24~28)をまとめた内容となります。

S&P500ヒートマップ

直近1ヶ月のS&P500ヒートマップ、各銘柄の動きは以下の通りです。

S&P500(直近1ヶ月の動き):finviz

2021年5月はGAFAMを中心としたハイテク株とグロース株は調子が悪く、マイナス圏の銘柄が多かったです。特にアップル、アマゾン、テスラは6~8%と大きく下落しております。しかし、エヌビディアの6%と大きく上昇しています。

アップルは半導体不足による先行き懸念、アマゾンはピークデジタル懸念、テスラはビットコインの急落が下落要因といったところでしょうか。反して、半導体不足といわれる中でエヌビディアの株価は大きく上昇しているため注目したいです。将来期待の差が出ているのかもしれませんね。

調子が良かったセクターは銀行、ヘルスケア、資源関連といったところでしょうか。特に金鉱株のニューモントが17%を越える上昇が目を引きました。最近の金(ゴールド)価格の上昇が影響しているものと思われます。今は金(ゴールド)にトレンドが出ているため投資妙味がありそうです。

今週の決算スケジュール

決算スケジュール決算スケジュール:earningswhispers

今週の決算スケジュール(5/31~6/4)はズームとクラウドストライクの決算があるため注目しています。ズームとクラウドストライクは5月中旬以降、株価を切り上げてきているので決算次第では上昇がさらに加速する可能性があります。

クラウドストライクはサイバーセキュリティの問題が存在する限り、需要が落ちることはないため特に心配してません。私、チャボも1年以上保有してますがグロース株の中でも安定感がひときわ高い銘柄です。

ズームは2020年3月のコロナ相場で大きく上昇しましたが、2020年10月から高値から50%を越える下落。長らく下落トレンドが続いておりましたが、今回の決算でトレンド転換の可能性もあるため注目しています。

注目ニュースをピックアップ

海外有名投資家Puru氏がアークETFの底打ちを示唆

恒例となりつつある、海外有名投資家のPuru Saxena氏の動向。ついにハイパーグロース株の代表格アーク・イノベーションETF(ARKK)については、底を打ったことを示唆する発言をしています。

アーク・イノベーションETF(ARKK)はテスラ、スクエア、ロク、ズームなどハイパーグロース株とビットコインといった仮想通貨の比率が高いため、これらが落ちればまだ下落リスクはあります。しかし地合いは以前より改善してきているといえるでしょう。

SBI証券がSBI・Vシリーズ化を新設

SBI・VシリーズSBI・Vシリーズ:SBI証券

SBI証券が「SBI・Vシリーズ」として「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」「SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド」を販売することを発表しました。2019年9月に「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」の販売しており、好評をだったものをVシリーズとしてシリーズ化した流れのようです。

Vシリーズは低コストインデックスファンド・バンガード社のVOO、VTI、VYMの動きと連動する商品。そのため積み立て投資をするには優れたものといえるでしょう。時間分散して買いつけていき、配当も再投資することで複利の力も享受できるため長期では高いリターンを狙えそうです。

私、チャボはつみたてNISAでS&P500を積み立てていっておりますが、VTIも積み立てていきたいと考えていたので「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」を定期積み立てで購入しようかと検討しています。やはり長期ではインデックス投資が最強ですからね。コア・サテライト戦略におけるコア部分として期待できます。

ただ、既にETFや他の証券会社でVTIかVYMを積み立て投資している方はわざわざ乗り換える必要はないかと思われます。詳細はナザールさんが記事をまとめてくださっていたので引用させていただきます。

2021年5月為替相場振り返り

FX通貨強弱(直近1ヶ月の動き)

2021年5月(5/3~28)、為替相場の各通貨の動きは以下の通りでした。

5月相場はポンドとユーロといった欧州通貨が強く、円と豪ドルが非常に弱かったです。ドルはやや弱かったですがまちまちといったところです。

FX変動率・変動値

今年の傾向としては、とにかくポンドが強くて円が弱いです。ポンド円に関してはボラティリティの大きさに注意は必要であるものの、今年は落ちたところをロング(買い)すれば勝てる相場。トレンドが崩れるまではポンド円を軸に攻めるのが無難といった印象です。

しかしポンド高と円安も今年からずっと続いているのでトレンドがどこまで続くか、という点には注目したいところです。

以下は各通貨におけるコメントと見解となります。

通貨別 | コメント・見解$ドル:今年の3月末まで強かったが、4月以降は長期金利が落ち着くとともにやや弱含む。上昇するかは長期金利次第か?
¥円:今年の最弱通貨。日本のワクチン接種の大幅な遅れが円安要因か?ワクチン接種が進めば円安は解消されるか注目。
€ユーロ:今年は比較的に安定して推移。強調な欧州景気と順調なワクチン接種を好感した流れか。
£ポンド:今年の最強通貨。イギリスはユーロ圏より景気とワクチン接種が順調なためか?落ちたら買いで勝ちやすいがボラの大きさには注意。
A$豪ドル:去年は強かったが今年はそこまで強くない。5月はアノマリー通りの弱さ。

まとめ

  • 仮想通貨が底打ちしたと考えるのは時期尚早。ひとまず落ち着いた段階。
  • 5月の米国市場はダウが好調だったがナスダックは主要指数の中で唯一下落。
  • 今は金(ゴールド)価格の上昇が目立つ。
  • 今週はズームとクラウドストライクの決算に注目。
  • 海外有名投資家のPuru氏がアークETFの底打ちを示唆。
  • SBI証券が積み立て投資に最適な「SBI・Vシリーズ」を発表。
  • 為替は今年はポンド高、円安が鮮明。トレンドがどこまで続くか注目。
チャボ
チャボ

6月の米国市場は横ばいを想定しています。まずは今週のズームとクラウドストライクの決算に注目したいです。株が落ち着いてきたので来週はポートフォリオも公開したいと考えています。
為替はポンドが強すぎて円が弱すぎる…トレンドがどこまで続くか注目しつつも入るなら順張りでいきたいところ。

記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

私、チャボはMyポートフォリオも公開しております。twitter(@jeimus_fuccon)にて米国株、FX(為替相場)について発信しているのでご興味ございましたらフォローよろしくお願いします!

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