【グロース株のターン到来中】長期金利を注視しつつ強気継続!為替はドルストレートに注目|2021年4月17日更新

米国市場は4月に入ってから引き続き好調!
長期金利(米国10年国債利回り)が3月下旬をピークに下落しており、2月下旬に急落したグロース株にもかなり資金が戻ってきました。

長期金利の低下の理由としては、ワクチン動向によるところが大きいと見ています。

アストラゼネカとジョンソン・エンド・ジョンソンののワクチンが接種後に血栓が発生することが問題となっています。

この問題から安全なワクチンはファイザーとモデルナの2社のみ。

ワクチンの情報については、バンコクの大家さんという方のツイートの図表がわかりやすかったので引用させていただきます。

さらにワクチン接種状況(普及率)に各国間に格差が生じてきていることからアメリカのような普及率が高い国の景気回復速度の期待が高く、日本や新興国など普及率が低い国は景気回復速度の鈍化が懸念されています。欧州はその中間といったところ。

そんなことから今年の海外旅行はほぼ絶望的。航空やホテルといった景気敏感株は期待が剥落して、株価が冴えなくなってきております。

しかし、そんな背景もグロース株には追い風でしょう。景気回復期待が剥落すれば、するほど長期金利は下がるわけですから。グロース株投資において長期金利はシーソーの関係にあるので、長期金利が下がればグロース株投資の妙味は増します。

長期金利と株価のロジックは以下の図表がわかりやすかったので引用させていただきます。

長期金利と株価:かっぱのらくらく投資生活

とにかく今は1に長期金利、2に長期金利、3に長期金利でしょう。

さらに言えば長期金利の値ではなく、変化の速度に注目するべきでしょう。速度がゆっくりであれば株価への影響は小さいですが、一気に上がることがあれば要警戒です。

長期金利と株価の比較は日本経済新聞の後藤達也さんのツイートがわかりやすかったので引用させていただきます。

先週(4/12~4/17)の米国市場の動き

S&P500(1週間の動き)

S&P500(1週間の動き):CNBC

先週の米国株市場はダウが週間+1.18%(+400.1)、S&P500が週間+1.37%(+56.7)、ナスダック100が週間+1.42%(+196.85)と堅調に上昇。上昇が鈍くなっていたラッセル2000も週間+0.86%(+19.196)と小幅ながら上昇しております。

S&P500ヒートマップ

S&P500(1週間の動き):finviz

S&P500ヒートマップはエヌビディアとテスラ、ファイザーの強さが際立つ週となりました。エヌビディアの上昇理由としてはCPUに参入することからの期待感といったところでしょう。

詳細は日本経済新聞 電子版のツイートをわかりやすかったので引用させていただきます。

エヌビディアは投資先との非常に優良ですが、期待が先行しているところが大きいので慎重にいきたいところですね。なんにせよ、今年はGAFAMなど時価総額が大きい巨大テック企業が安定して強いです。

先週(4/12~4/17)の為替相場の動き

FX通貨強弱

先週の為替相場は豪ドル高、ドル安。ポンドとユーロと円はまちまちの展開でした。

しかしポンドは金曜のロンドン時間から急速に下落してから一気に上昇しているので今週、注目したい通貨です。まあ今月入ってから私、チャボは常にポンドに注目していますが…( -_-)

FX週間の動き

ドル円

ドル円(4時間足チャート):TradingView

ドル円は4月に入ってから下落傾向にあります。理由としては長期金利の低下があげられるでしょう。また、ドルは4月に弱いアノマリーがあるので、この辺はアノマリー通りですね。

4時間足の200日移動平均線(白線)を下回ってしまっていることから上値も重いでしょうから、戻り売り狙いが無難という印象です。

ユーロドル

ユーロドル(4時間足チャート):TradingView

ユーロは4月に底をつけてからかなり反発しております。テーパリング(緩和縮小)の話が出たり、欧州の景気回復期待などの背景もあるでしょうが、4月に入ってドルが弱くなったことから相対的にユーロが買われているところが大きいとみています。

ユーロドルにおいては4時間足の200日移動平均線(白線)を明確に上回ってきたことから目先は上目線、押し目買いで攻めるのが無難とみています。

ポンドドル

ポンドドル(4時間足チャート):TradingView

ポンドは先週、金曜のロンドン時間から一旦下落した後に一気に上昇しており、直近では一番勢いがあります。

ポンドドルにおいては1.367付近で4回ほどレジスタンスで反発してから下値を切りあげているので上目線で問題ないとみています。現在、4時間足の200日移動平均線(白線)付近にいるのでここを抜けたら上昇が加速する可能性が高いでしょう。とはいえ、跳ね返されたら下落することになるので下落の可能性もあります。

豪ドル米ドル

豪ドル米ドル(4時間足チャート):TradingView

豪ドルはニュージランドの政策金利の影響を受けて、先週の初頭から上昇。先週においては最強通貨でした。

豪ドル米ドルはドル安の影響も受けて一気に上昇する流れとなりました。4時間足の200日移動平均線(白線)を明確に上回ってきたことから目先は上目線、押し目買いで攻めるのが無難とみています。


ドルインデックス:Equity Clock

ドルにおいてはアノマリー通り、4月はドル安の流れとなっています。アノマリーに従うのであれば4月末まではドル売りとみるべきでしょう。

とはいえ、5月にはドルは急反発するのでドル売りあくまで短期トレード戦略となります。ドルが反発するのであれば長期金利も上昇するので、長期金利を観察しながら変異があれば終了するくらいが調度良いとみています。

まとめ

今週もドル安の流れが続くか、注目したいです。ドル円、ドルストレートといった通貨ペアのドル売り。短期トレード(4月限定)で攻めるのが無難と見ています。トレードする際は長期金利の動きに注意したいところです。

私、チャボは‎Myポートフォリオも公開しております。twitter(@jeimus_fuccon)にて米国株、FX(為替相場)について発信しているのでご興味ございましたらフォローよろしくお願いします!

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