先週(2/8~12)の米国市場はS&P500が史上最高値を更新!
しかし、市場全体としてはまちまちの展開という印象でした。崩れはしていないけど、上値も重い。
直近の企業決算は軒並み強いですが、ここからさらに上値を伸ばすにはバイデン政権の「追加景気刺激策が減額せずに早期実現する」など、更なるポジティブサプライズが必要ではないでしょうか。
私、チャボとしては米国10年国債の金利がかなり上昇した点が気になっています。
米国10年国債 金利:Yahoo!finance
金利は2021年1月上旬から1%を越えて一旦下落するも、2月からまた上昇しています。
現在は1.2%水準と今年に入ってから最高値圏にいます。
利回りが上がるということは債権が売られているので、景気は改善してきていると判断されています。しかし景気が改善していると判断されると、現在協議している「追加景気刺激策」がとおりにくくなるはず。そのため、株式市場に好感されるとは限らないはずです。
特にグロース銘柄は金利上昇が株価の重しになるので、今週も引き続き上昇していくのであれば警戒する必要がありそうです。金利上昇の株価への影響については、日本経済新聞の後藤達也さんがわかりやすくまとめてくださっているので引用させていただきます。
【Q&A】金利と株価
・米10年債が1.2%台に上昇
→ コロナが直撃した昨年3月以来の高水準
・30年債は2.01%に
・株価への強い逆風とならず、S&P500は史上最高値
※下記に簡単にQ&Aで要点整理しました pic.twitter.com/fjDBeTxJHd— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) February 12, 2021
また株価は例年、2月中旬辺りから下げやすい傾向にあります。
個人的にはそろそろ落としがくると見ています。
先週(2/8~12)の米国市場の動き
S&P500(1週間の動き):CNBC
先週の米国株市場はDowが週間+1.00%(+310.2)、S&P500が週間+1.23%(+48)、NASDAQが週間+1.50%(+203.74)で主要指数は上下に揉みつつも堅調に推移。冒頭でも述べましたが、S&P500は史上最高値を更新しました。
S&P500(1週間の動き):finviz
S&P500もセクターごとに強さがかなり異なります。NVIDIAなど半導体関連、PayPalなど決済関連株は強かったです。GAFAM(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)は強弱まちまち、Teslaは下落。S&P500は史上最高値を更新していますが、全体としてはそこまで強い動きとは思えません。
今週(2/15~19)の決算スケジュール
決算スケジュール:earningswhispers
今週はShopify、Twilio、Roku、TradeDesk、Fastlyなどグロース株で注目の決算が多いです。個人的にはRokuとTradeDeskを保有しております。同じく広告で大きな収益を上げているGoogleの決算が良かったのでRokuとTradeDeskも好決算を期待しています。けど市場が下落したら下げる可能性もあるので楽観はしすぎないよう注意したいところです。
この度は記事を読んでいただき、ありがとうございました!
私、チャボはMyポートフォリオも公開しております。twitter(@jeimus_fuccon)にて米国株、FXについて発信しているのでご興味ございましたらフォローよろしくお願いします!
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